それって、必要な隙間だったかもしれません。
日が延びましたね~今年もあと三日で夏至です。夏至、一年で一番日中が長い日で今度はどんどん日中が短くなって行きますね。
瓦屋としては明るいうちが勝負なので、今が一番稼ぎ時!いつもなら梅雨に邪魔されるのですが、今年は雨も少なくコンディション最高です!
言い換えれば現場進み過ぎ...少ないとも言いますが…
”ワタシの○○空いてますよ~”
はい。兄弟で瓦屋してる兄の方です。眼鏡してません。ほしあにです。
見た目は傷んでないし、修理も完了してます。でも雨漏るんです。
って事でお伺いさせていただきました。
瓦と台面と呼ばれるセメントや漆喰の間を接着材(コーキング)で全て埋めてしまっています
瓦屋根は瓦を角度を付けて積み重なる事で徐々に雨水を外へ排出出来る構造になっています
なので、雨水は多少なりとも瓦の裏に入ります。又、急な気候変化等で結露も起きます
しかし、施工の方法で適度な隙間から呼吸し雨水も排出される様に出来ているのが瓦屋根の大きな特徴となっています
ですので隙間はあります。但し指が入るとかでは無くほんの1,2mm程度です
そこをキッチリ!埋めてしまえば、外から水が入る事はありませんので雨漏りはしないです。
とは大きな大誤算~でして、中の水が排出されません。
どうなるか、
粘土で出来ている土台部分に吸収されていきます
それでも自然に乾燥するうちはまだ良いのですが、数日雨が続いたりすると乾燥しなくなっていき、冬になると凍結を起こします
凍結を起こすと、粘土はバラバラに粉砕されていき、著しく強度がなくなります
すると、水に流されていき瓦の隙間が増え雨漏りへと発展してしまいます
「瓦の隙間があるから埋めた方がいいよ!瓦も接着されて地震にも強くなるし」
は、「 ウ ソ 」 です
瓦がズレているかもしれない、曲がってる様に見える。気になった時は、瓦屋さんへ相談してみましょう
加盟工事店の検索|屋根工事と瓦のプロ集団【全日本瓦工事業連盟】
訪問業者等、安易な補修で更に悪化させてしまうかもしれません。
ほしあに(星 周道)
星兄弟の兄/眼鏡してない方/バイク/瓦/お酒/無類のパグ好き/4代目になれるかもしれない瓦屋/絶対雨漏り直します/ブログ更新遅いですが宜しくお願い致します。
#瓦 #雨漏り #壊れない屋根 #コーキング #屋根修理