段取り八分。墨を書くだけなのに一番難しい工程。
最近PCのクーリングファンが止まりません!
いろいろ調べてみましたが、再起動した時は止まってるみたいですが回り出すと止まりません
そんなに負荷掛ける様な事してないのですが…
Win10のアップデートもしてるのですけどね、流行りのウイルスとかだったら嫌ですね
今の所検出はされてないですが。
今日は前々回の記事の答え合わせ的ブログです
瓦屋兄弟の兄の方ほしあにが書いてます。眼鏡は...大丈夫です!まだ顔から離さなくても見えます!
まず前々回の記事はコチラ↓
こんな写真の記事があります
これを修理した内容なのですが、瓦は通常割付作業を行って葺いていきます
瓦は非常に硬い素材ですので、曲げたり伸ばしたり出来ません
しかし、全ての屋根が瓦に合わせて作成されているワケではありませんので、屋根に合わせた調整作業が必要となってきます
予め、瓦の大きさで桟木に墨を書き、ぴったり納まる様に瓦の葺き位置を決めます
どうしても合わない、調整しきれない所は幅の小さい調整用の瓦を使用したり、削って大きさを合わせたりします
この桟木を取り付ける際も、もちろん割付を行って取付します
この墨付けが間違っていると、瓦に隙間が出来てしまったり屋根からはみ出してしまったり、瓦屋根として完成しない物になってしまいますので、瓦を葺く上で最も大事な工程となります
今回の工事を行うにあたり、地震で瓦がずれてしまい曲がってしまったのだろうと予測をしていましたが、工事が進むにつれて本来の位置へ瓦を戻そうとすると、どんどん瓦に隙間が出来、納まらない...
屋根が伸びる事はありませんので、瓦を曲げて(ずらして)強引に葺く以外に納まる方法が無くなってしまいました
という事は、最初から割付がずれていた事になります
調整用の瓦を新たに用意すれば工期も原価もかかってしまう。今ある瓦を削れば手間もかかるし強度も不安だ。
枚数も少ない箇所なので、すこしずらせばそのままの瓦でもなんとか納まる。
が、地震で更にずれてしまった...
ってな感じで、私の勝手な予測ですが納めちゃったのかな~なんておもいます
折角直すんですから、やはりキチンとやりたいので
瓦屋さんなら賛否両論あると思いますが、瓦を伸ばす事は出来ませんので詰めるしかありません。
4列+隙間で納まっていた箇所を5列に増やし、きつくなった分を調整用の瓦と切断加工で合わせます。
瓦の通りも真っ直ぐになり、水はけも良くなります。
新築時にきちんと割付がされていれば、修理でも予測を超えてしまい追加工事なんて事がありませんし、強引な加工もせずに済みます。
地味~~な作業ですが、瓦屋さんの手ってこんな所に掛かってるんですよ~
ではまた~~
ほしあに(星 周道)
星兄弟の兄/眼鏡してない方/バイク/瓦/お酒/無類のパグ好き/4代目になれるかもしれない瓦屋/割付は大切です/ブログ更新遅いですが宜しくお願い致します。
#瓦 #雨漏り #壊れない屋根 #屋根修理